照射したところがまるで昼間!?投光器レベルの超明るい爆光フラッシュライト Sofirn SP36

デザイナー/フォトグラファーの大阪ミナミ街ぶら日記

照射したところがまるで昼間!?投光器レベルの超明るい爆光フラッシュライト Sofirn SP36

概要

6000ルーメンのコンパクトフラッシュライト Sofirn SP36は、バランスのいい配光で近距離も遠距離も明るく照らす、丁度いい具合に設定された使い勝手のいい爆光ハンドライト。名前の読み方は「ソファーン エスピーサーティーシックス」。

USB-Cタイプのコードが付属しており、本体ボタン裏側より充電ができる。
充電時間は約30%程度まで使った状態で充電を始め、約4時間前後で完了した。
日本語説明書付きで、Amazonで購入すると、販売担当スタッフから改めて日本語説明書PDFをメールで頂けました。非常に丁寧な会社だと思える。
会社は中国深センにあり、そこで製造がおこなわれているとの事。

ルーメンとは?

LEDチップそのものの光を放つ光の強さ(光源そのものの光)

カンデラとは?

放たれた光の一番強い部分の輝度(光が集まるほど値が高い)

ルクスとは?

放たれた光から照らされた部分の明るさ(距離により変動する)

実際使ってみた明るさは?

リフレクターの仕様上、飛び系と広範囲系の中間にセッティングされているので、飛び系ほど中心部のカンデラ値は出ていないのか、それ=ルーメンと見てしまうと6000ルーメンと言うより5500ルーメン程度の明るさのようにも思えるが、SP36は使う場所によってもかなり光の感じ方が変わる製品でもある。
例えば屋内の部屋で使用。広く明るく照らす3500ルーメンライトと比べると、中心部は明らかに白く飛んでSP36の方が明るいのだが、光が当たっている個所から目を反らすと感じるルクス値は3500ルーメンと大差ないように感じる。
しかし、外に出て数10メートル~離れた場所、建物や木々に照射すると、6000ルーメンの明るさをより実感するだろう。
しかし、距離が離れすぎてしまうと、飛び系に設定されたライトに軍配が上がる。
あくまで、近くを広く照らせてある程度遠くまで飛ぶ、広範囲系と飛び系の中間ライトと言う位置づけ。
屋外仕様ではそれを特に感じて、10m~150m程度だと昼間のように明るく照らし出す。
夜中の街中や住宅地で使うと、ちょっとした騒ぎが起きてしまうかもしれない…

SP36は飛び系?広範囲系?

約3メートル程度離れて壁を照射すると、一番明るい中心の円は約50cm程度に感じられる。
特に明るい中心円は、飛び系ライト程狭くも無く、広範囲系ライトのように大きい事もない。
広範囲系と比べると、かなり遠くに光が届くし、飛び系と比べるとそこまで遠くを照らせない印象。
それでも、肉眼で大雑把に確認できる程度の距離(100m~200m)ならゆうに明るく照らし出す。
車の古いタイプのヘッドライトなら、ライトをかき消してしまうくらいの明るさ。
未カスタムの通常の車のヘッドライト程度でも、はるかに超える明るさを出しているようにも思える。
中心部の光はかなり強く、数メートル程度では白いものに当てると直視できないほどの明るさを放つ。

THE UI(操作)

初期状態だと、スイッチボタンが常に緑に光っていてスタンバイ状態(ロケーター機能作動中)になる。
そのままスイッチを長押ししてると、約1秒ほどで最大の明るさになる。
最大の明るさになった際、小さく1度点滅するので、「この位置で最大だな」と分かりやすい。
最大で使っていると、本体先端部から熱くなってくるのが早く、30秒でも照射してるとかなり温かい。
初期設定だと、ランピングモード(無段階に最小から明るくなり、最大からまた暗くなるを繰り返す。)になっていて、これが非常に使いやすい。
かなりの設定が可能だが、購入すると、詳しい日本語説明書があるので安心してほしい。
とりあえずよく使う操作として、スイッチオン~ムーンライトモード~最大へ無段階。
好きな明るさでボタンを離すと、その明るさで固定され、一度消灯しても次回からまたその明るさで照射される。(電池を抜く、または本体を回してロックアウトさせるとリセットされる)
明るさを途中で止めて、また長押しすると、引き続きまた最大へ向けて明るくなっていく。
最大まで明るくなって一度ボタンから指を離し、改めて長押しすると今度は暗くなっていく。
好きな暗さで消灯して点灯させると、消灯時の明るさだが、そこから長押しすると、暗くならずにまた明るくなる方へ向かっていく。(暗くなっていく途中で止めても、再び暗くなっていくのではなく、明るくなっていく方からやり直すというイメージ)
使いやすいのは、自分の使う明るさで止めておいて、最大光量が欲しい時にダブルクリックをすると言った使い方が使いやすそうだ。(ダブルクリック時はややタイムラグ後最大光量で点灯、ダブルクリックで点灯した最大光量の明るさはメモリーされないので、再点灯の際はダブルクリックする前の明るさで点灯する)
3回クリックで電池残量表示モード(電池残量に合わせて点滅する)
4回クリックでロックアウト/操作無効モードになる。(再度4回クリックで復帰する。スイッチの緑ランプも消える)
使わなくなるたびに4回クリックだとスイッチが痛みそうなので、本体を回してのロックアウトも試したが、明るさメモリーがリセットされてしまうのと、こちらも同じく電池が擦れるのが気になり、以下の方法を試してみた。(赤枠内の設定)

簡単に書くと、3回クリック(電池残量表示モード)→点滅を確認してから少し長押し→ピカピカ!ピカ!ピカ!ピカ!のタイミングですぐに1回だけクリック(無効にする)→その後そのままボタンは触らない(約2秒ほど)。これで緑ランプ(ロケーター機能)は消えます。そもそもロックアウトは緑ランプを消す為でなく、バッグの中などで誤作動を起こさないようにする為だが、やっぱり緑ランプは私は気になりました。(誤動作で意図せずライトが点灯してしまうと、光が強い為、熱を持つのでバッグの中が燃える等の可能性があり危険)

見た目と品質

本体はすべて金属製、全面レンズはガラス製、ボタンはゴムで中にLEDが入っていて、充電時に赤に光ったり、電源オン時に点滅したり、暗がりで操作を助けるパイロットランプにもなっています。
充電部分の蓋になっているゴムは非常に柔らかく、触り心地がイイです。
金属、ゴム、ガラス共に非常に高い質感を感じ、ボタン周りの放熱ヒートシンク構造部分は工芸品の様です。
グリップのギザギザは良く手に吸い付き、滑り止め効果も高いです。
小さい缶コーヒー程度の大きさに沢山詰まった金属の筒は、道具としての所有感を満たすことでしょう。

Youtubeでは海外のレビューワーが多い

日本のレビュワーさんには商品提供していないのか、海外の方が分かりやすくレビューしています。
また、他機種紹介の際にも比較でSP36が登場することもあり、他の爆光ライトとどのように違うのかなど詳しく見る事も出来ます。

スペック/仕様

・電池
18650リチウムイオン電池×3(付属)
・LED
アメリカ CREE社製 XPL2 LED×4
・色温度
5350-5700K
・光束(ルーメン)
6000
・光度(カンデラ)
50,000+ cd
・照射距離
550メートル
・耐水性
IPX7
・電圧
2.8V-4.2V
・本体サイズ
50mm(ヘッド部太さ)x 126.7mm(長さ)
・本体の重量(電池含まず)
350±5g

まとめ

Amazonを見ると、〇〇ルーメン!を謳った製品を多数見かけ、実際どれがどれほどのものなのか混乱します。
また、価格も安いモノでも2000ルーメン!などと書かれ、一見して信用してしまいがちですが、ルーメン値と言うのはあくまで素子(LEDチップ)そのものの放つ光と考えれば良いかも知れません。
もちろん、素子である光源が明るいに越したことは無いですが、光源を直接見つめて使用するわけではなく、照らした箇所を見るのでカンデラ値のほうが懐中電灯では重要です。
小さなルーメン値の素子でもリフレクターでより小さく集光されればより強い光となり、遠くまで明るく照らせるものになります。
使用中に実際見て感じる光はまさにそこなので、カンデラ値とルーメン値のバランスで目的に合わせて選べば、大体どのような光が出る懐中電灯なのかが分かり、買いやすくなるのではと思います。
もし、明るく周辺を全体的に照らしたいなら、10000ルーメンは欲しいところ。
SP36のように、ある程度集光され周辺にも広がり、集光されたところからも光を反射するので、その明るさも入れた全体の明るさを求めるならルーメン値がやや低めでも体感できる明るさはかなりあるかと思います。
さらに、集光に特化された製品は低ルーメン値でも非常に高いカンデラ値を持ち、1km先なども照らす懐中電灯だと言えます。
大体の体感では、1000ルーメンもあれば絶対に素子の直視不可で、暗闇の部屋で天井に照らして使うと、電気を点けたみたいに明るくなります。(ホームセンターなどで売っている懐中電灯は明るいのもでも200ルーメン程度かと思います)
SP36は2020年1月の初めの方に買いましたので、まだ長期使用していませんが、とても使いやすく、ある程度集光された製品なのでカンデラ値も高く、立てて上に向けて置いてベッドサイドに置けばバウンス効果も合わさってナイトランプ/トーチとしても使えます。
明るさ40%程度だと本を読んだりするのにも丁度良く、色温度も青々としていないので、優しい白さでイイ感じです。
ずしっと重いのも、立てて置く時に倒れやすくないので、かえって良かったのかもしれません。
このライトは、明るさ100%モードにさえしなければ、90%程度でも熱を持つスピードは格段に落ちます。
言い換えれば最大モードのみ、すぐに熱くなります。
明るさ40%程度で5,6時間つけっぱなしで使ってますが、もう5日使っても電池が無くなりません。
外に持って出るなら、ずしっと重みを感じる事、ストラップを付けられるようになっていないので、何らかの工夫だけ必要です。暗がりの田んぼや畑などではかなり使い勝手よさそうです。都会生活には逆に光がオーバースペックなので、最大光量で使わないといけないシーンはほぼ無いかもしれませんね。
6000ルーメンをバランスよく照射できる設定はとても使いやすい製品だと思います。

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