グリコ看板でおなじみ!?道頓堀、ひっかけ橋の名前の由来
目次
そもそもの名前は「えびす橋」
このグリコ看板の橋「えびす橋」は、戎橋筋にかかる橋で名前の由来はそこからかどうかは分かりませんが、戎橋と言います。
戎の名はご存知今宮戎。今宮戎への参拝客がこの道を通ったと言うことで、この名前だそうです。
橋の南詰には老舗かに道楽
関西人ならだれもが知ってるCMの名曲「とぉ~れとぉ~れピーチピッチかに料理♪」。
かに道楽は国産がにを使ったフルコースから、1人前6000円程度からのリーズナブルなコースがあります。
老舗料理屋さんらしく、日本のおもてなしで癒されるお店、コース料理も絶品です。
かに道楽2階席から見た”ひっかけ橋”。
北詰の東からは宗右衛門町
夜の歓楽街で古くからあるおなじみミナミの宗右衛門町。
実は筆者も若かしり頃、この街の住人となっておりました。
ひっかけ橋と言われた所以
ナンパの名所、と言うわけではなく、いわゆるホストのキャッチの定番場所と化していました。
法改正によって厳しくなり、現在はそういった風景を全く見ませんが、
1990年代前半頃、この界隈は夜になるとカラフルなスーツに身を包み、前髪を大きく前にふわりと固めた金髪のお兄様方で埋め尽くされておりました。
ここを通るお仕事帰りの女性、夜の同業者女性をカラフル兄様達が自分たちのお店(ホストクラブ)に誘い、連れていくホストのキャッチの場として有名な場所でもありました。
そこでついた名称が”ひっかけ橋”です。
※この橋以外にも居たホスト(脱線)
現在は確認できないのですが、うろ覚え記憶で三津寺筋に”山田ビル”と言う、このあたりでお仕事してた人は大体知ってる待ち合わせにもよく使われる角のビルがあり、
近くにオスカル(食品や雑貨が置いてあるお店)もあることから、このあたりのお店の従業員やキャスト達がチャームなどの買い出しでよく通るので、こういった人を狙って立ってる事も多くありました。
また、山田ビルの角は、小さな斜めに通り抜けできる通路があり、雨が降ってくると雨宿りも出来てしまうと言う便利な四つ角でした。
このあたりの風景はよく似た場所が多くあり、筆者もあの頃の山田ビルとオスカルの場所がよく思い出せません・・・
当時流行ったよく耳にした曲
・碧いうさぎ(酒井法子)
・EZ DO DANCE(TRF)
・TRY ME(安室奈美恵)
・FREEDOM(globe)
・Feel Like dance(globe)
・Scatman(SCATMAN-JOHN)
※実際当時のお店の中の有線でもよくかかってました。
これ以外は、カメリアダイアモンドのTVCMで流れてた数々の曲を思い浮かべます。
※当時流行ったデッセジェニーの話(脱線)
少し脱線ますが、現在のなんばグランド花月近くに”デッセジェニー(通称ジェニー)”と言うディスコがあり、当時かなり流行っててみんな行ってました。
このディスコの場所が、えびす橋のとなりの相合橋から”ほぼ”まっすぐ南下したところにあり、えびす橋からも行きやすいという点もありました。
当時流行った踊りは”パラパラ”。踊りの指南ビデオも出ていて、”ゼウス”と呼ばれるオジサンがひたすら踊ってるだけのビデオです(笑)
パラパラは、左右にステップしながらひたすら腕を動かす踊り。ディスコに行くと音楽ごとに皆同じ動きをするので、踊りを知らないと恥ずかしい思いをしてしまう場所でもありました…。
今考えるとちょっと異様な光景ですね。。
現在はYoutuberが多い?
Youtubeを見てると、このえびす橋が良く出てきます。
実際に歩いてみると、Youtuberの撮影現場に出くわすこともあります。
道頓堀川は危険がいっぱい
一昔前は阪神が優勝などした際、この川に飛び込む人が沢山いました。
この川は非常に浅く、またヘドロがそこに集積しているので、ケガからの感染症の危険もあります。
また、遊覧船が時折通りますので、飛び込もうとして船にぶつかる危険もあります。
川への飛び込みは命の危険を伴うばかりでなく、非常に迷惑な行為となりますので、絶対にやめてください。
まとめ
昔ホストが女性をキャッチしてた重たる場所だったことから、ひっかけ橋と呼ばれるようになりました。
と筆者は思っていますが、もっと昔からそういった行為があって呼ばれていたかもしれません・・・
あくまで筆者の体験談からのお話でした。