コロナウィルス騒動。マスク買い占めってどうなの?転売ヤーについて考えてみる

デザイナー/フォトグラファーの大阪ミナミ街ぶら日記

コロナウィルス騒動。マスク買い占めってどうなの?転売ヤーについて考えてみる

概要

少し道徳的な話も入ります。
色んな考え方や意見があると思いますが、筆者の視点から話していってみたいと思います。

マスクが買えないとどうなる?

新型肺炎、コロナウィルスはもちろん、マスクはあらゆる病気の予防や感染拡大の防止、喉の痛みの緩和や乾燥対策など、今回の新型肺炎以外でも年中需要のある生活必需品だと思います。
いつも必要としている人はマスクが無いと大変困りますし、最近は企業内でもマスクの着用を義務付けているところも多くあります。
また、色んな菌やウィルスを撒き散らしてしまう可能性から、会社組織やショッピングセンターなど、人の集まるところでは病気ももらってきてしまう可能性もあり、こういったことが拡大すると、更なる社会混乱も招きます。

転売ヤーの存在

年末年始の福袋で毎年問題になってる買い占め~転売。
特にヨドバシカメラの福袋で多く、デバイス機器やカメラは実際によく売れるので、ヨドバシで安く仕入れて売ると言うことが横行してしまっています。
今回のコロナウィルスについても、予想はしていましたがやはり転売ヤーが出現してしまいました。

大阪ミナミの現在のマスクの在庫

大阪ミナミの店舗を見てきましたが、各ドラッグストアはもちろん、ダイソーなどの100円均一ショップのマスクまですべて売り切れ状態でした。
子供用マスクだけ売れ残ってる店舗があり、それでも「一人一つまで」と書かれていましたが、非常に遅い対応ではないでしょうか。

転売行為は違法ではない?

商品を買い込み、定価以上の高値で売ること自体は法に触れる事はありません。
また、仕入れ元が量販店と言うだけで、やっている事自体は一般的な商売とは変わりはありません。
価値のある古物などの取引も、当時原価を考えると非常に高値な事から、こういった取引は過去から普通にもあることです。

悪い事ではない?

法に抵触しないからと言って、何をしてもいいというわけではありません。
例えば、大阪メトロ御堂筋線に設置された女性専用車両は、男性が乗っても法には触れませんが、社会通念上乗るべきではありませんし、男性が乗る必要さえありません。
また、性犯罪防止の観点であることも容易に想像でき、それが出来た経緯と性犯罪の問題性について先に考えるべきであると言えます。
メトロ駅構内放送でも「お身体が不自由な女性の方の介助者の男性が乗る事があります」とアナウンスしている通り、乗るべき人の介助が必要な介助者の性別を問うものではありません。
ファミリーレストラン内でも、禁煙エリアと喫煙エリアで別れていますが、禁煙エリアでたばこを吸うことは法には触れませんが、こちらも社会通念上吸うべきではありません。
喘息を患っている人はもちろん、受動喫煙による健康被害は社会問題にもなっており、自分さえよければいいという観点から身勝手な行為を行うと言うのは悪い以外の何者でもありません。
こういったように、法に触れないからやってもいいという解釈はあまりに身勝手で思いやりも無く、迷惑な行為であると言えます。
また、こういった迷惑行為までなぜ法を敷かないのかと言う部分は、社会人、大人としての個人個人の裁量と常識、モラルに委ねられている部分が多くあります。
しかし、こういった事が「迷惑だと思わない」、「悪い事だと思わない」、「法に触れていないからやってもいい」、挙句、「自衛しないから悪い」、「買わなかったから悪い」など、悪くない側を非難する様相もあり、非常に程度が低く、劣悪な思考だと思いますし、こう言った者が非常に多く居る事を深刻に思います。

何が悪い事なのか

そのやったことが原因で、他の人が困っている、傷つく、嫌な気持ちになる、迷惑が掛かっている事が紛れもなく悪い事だと言えます。
止む負えないケースは別として、マスクの買い占めはあくまで自分だけの私利私欲の為以外に何もありません。
自分が利益を得たいがために、新型肺炎予防も含め、花粉アレルギーを抱えている方、風邪をひいて体調を崩している方、またマスク不足のためにマスクが出来ず、さらなるウィルスや病気の拡大など、あらゆる面で社会的に迷惑をかけてしまっていることが容易に想像できます。
こういう社会的な想像力が欠如している、常識が欠如している、と考えられても致し方無いのではないでしょうか。
何度も言いますが、法に触れないからと言って、何をしてもいいわけではありません。
人は人間社会で生きている以上、自分以外にも同じ人が居て、同じように困る人も居て、同じように求めている人が居る事を忘れてはなりません。

思考のプロセスが犯罪者と酷似している危険性

自分の利や欲の為に、人が困る、損害を受ける、傷を負うことを厭わずやってしまう、また、予防・対策しなかった方が悪いなどと言う思考は、実は犯罪を犯す者と同じ思考だと言えます。
犯罪者と迷惑行為の違いは、やったこと自体が法に触れているか触れていないかだけの違いで、性質としては全くと言っていいほど同じでしょう。
大阪で特に多いひったくり事件は、犯罪を行うものは己が利しか考えていません。それを盗まれて困る、ケガをする、あるいは死に至るケースさえある側の事は一切考えず、自分の利さえあれば人はどうなっても良いのです。
また、自身にリスクや反撃の可能性が低い相手を選ぶという点も卑劣で、被害者の殆どは女性です。
しかし法律は、こういった劣悪な人間性を見て裁くわけではなく、強盗(又は致傷)と言う刑法第240条に定められた事項に反したとして裁かれることになります。
警察又は刑法は、卑劣・劣悪・非道な人間性、道徳では裁けないのが現状です。

マスクは2月中には供給される見通し?

日本で販売されているマスクは、主に中国で生産されています。
現在一番問題を抱えている中国はもちろんですが、現在24時間体制で生産を続けているそうです。(ニュースから)
今月下旬には各店舗にマスクが入荷し、買える見通しとの報道がありますが、現在混乱中の中国からの輸入と言うこともあり、大切なマスクが日本にしかも今月に供給されるかと言うのは少々疑問に感じます。

まとめ

法に触れない事であっても、それは決して「悪い事ではない」と言い切れるものではありません。
また、あまりにも身勝手で自己中心的な行為であるとも言えます。
人間社会の中で、法に縛られていない事が非常にたくさんありますが、人間社会の秩序を守っているからこそ人の多い街の中でも当たり前に暮らせている部分もあります。
秩序が無ければ、買い物時にレジに並ぶ人が居ず、もう殴り合いの喧嘩が勃発します。
自分の好き勝手に振る舞うと言うことがいかに迷惑な事であるかは社会の中に居ると容易に想像ができるはずです。
マスクの買い占めに限らず、人の立場に立って考えてみる、心に余裕を持つと言う事もとても大切な事ではないでしょうか。

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